ドイツ車や国産車の場合アーシングは必要ではありませんがヨーロッパ車や旧車の場合はアーシングシステム
を用いると格段と良くなります。特にアイドリング安定、ヘッドライトの光量UP、オルタネータの発電UP、オーディオ
の音質UP、エンジンのレスポンスUP,燃費UPなど良い事だらけなのでぜひお勧め致します。

以前、ロータス340Rにもアーシングさせた所良い結果となり電気系の弱そうなフェラーリにもぜひ試してみたいと
思いました。フェラーリにアーシングさせている方も結構居ます。アーシングの評価はここでも出ていますね。
12気筒なので凡用と自分で製作するキットと2つ買いました。もしアーシングをDIYされる場合は一番太い
8mmと10mmを選び青と赤の2タイプとターミナルとタイラップを用意して下さい。これだけで13.000円です。
バルクヘッド、オルタネーター、ヘッドライト、ラジエターファン、スロットルバルブ、ボンネット、左右のフェンダー
、マフラー、エンジンヘッド、クラットチハウジングと沢山取り付けるので2台分が必要なのです。
アーシングに妥協は禁物です。フェラーリにはキルスイッチがありますのでバッテリー(-)→アーシング→
キルスイッチ→アーシング→ターミナル→アーシング分配になります。

キルスイッチを外しバッテリー際にに10mmの極太アース線を接続します。もう片方の端子にはターミナル
に接続するアース線を取り付けます。
出来ました。バッテリーはシール式(密閉型)の74hのBOSH製USバッテリーを使います。私のマラネロはRHDなので
エンジンルームは全て逆に配置されています。
ターミナルを作ります。アーシングの施工は素人とプロと腕の差が出て来ます。出来る限り美しく配線を
作りましょう。美しく作るコツは。
1.ターミナルは大型のきちんとしたタイプを使用する。(安物のステータイプは仕上がりが悪くなる)
2.ハーネスは8mmと10mmを使う。(6mmは効果薄)
3.ブルーとレッドを使い分ける。(ドレスアップ効果有り)
4.タイラップを上手く束ねる。(色々な束ね方があるいます)
5.配線は縦と横が基本で斜めに這わさない。(見苦しい)
6.川の流れをイメージし本線と支線と分けるイメージで。(タコ足配線は後の整備がし難い)
7.ケーブルは自分で切るタイプを使用し車種に合わせる。(既製品オンリーだと届かない場所が出て来る)
8.ケーブルは8本以上使う。(凡用は4本しかない。これでは足りない)
左右のフェンダー付近にもアース。
必殺!ボンネットアース。
オルタネーターにもアース。オルタネーターにはB+イング端子が付いているので直接接続しない方が安全です。
バルクヘッドとインジェクションにもアース。
アーシング箇所は7箇所で9本のアース線を使用。
シリコンホースと耐油ブローバイガスホースとアーシングとで地味だったエンジンルームが賑やかに
なった。ではエンジン始動。
アイドリングが安定しオルタネーターの電圧も上がり電位差がなくなった事が体感出来ます。
マラネロは製造して10年が経過し器機がアースしているボルトも錆が出ている箇所もあります。
そんな状態では電位差が出るのは当然でアーシングによる通電位率は20%程上がったのでは
ないでしょうか。走行しても低速域でのトルク感が増しロータス340Rの時と同じで体感出来る程
良くなりました。10年経過したフェラーリには是非アーシングをお勧め致します。

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