昨日はフロントのトーを調整したので今日はリアを。測ると・・ゲゲ!1センチもズレていますね。
純正のエリーゼや340Rは結構良い加減なアライメントだそうです。と言うか私がフェンダーステー
(シム)を外したせいですが^^;
アンダーガード外してトーを調整します。アライメントは個人や方式によってマチマチで独自の
ノウハウが精度やスピードに影響します。
トー調整は左右均一に行う必要があります。トータルトーは後でパイプ(40mm)を使って計測しますが
リアの基準のアライメントはF,R直接ホイルの端に糸を掛けて調整します。今の時点で4ミリ浮いてい
ます。右前が-6mm。左前が-4mm。右後ろが0mm(+向き)。左後ろが-6mmです。
トー調整ボルトを締めて。1/4回転ずつ調整します。
糸が一直線にします。基準値の前準備です。ここからトレッド幅の差を考慮してトーを調整します。
反対も同じ様に少しずつホイルの向きを変えて一直線にします。調整後は右前0mm。左前が0mm。
右後ろが0mm。左後ろが0mmです。これでOKではありません。フロントとリアのトレッド幅が違うので
これではトーインになってしまいます。左右同じ回転でスパナを使い締めて行きます。
丁度、一直線から180度トー調整ボルトを広げた所でトーが合いました。これで良し!この方法は
先にフロントのトーを合わせてから行います。リアのトーが大きくズレていたのはシム(フェンダー
ステー兼)を抜いたせいです。キャンバー角を換えると当然トーも変ります。必ずトーだけは合わせ
なければなりません。
次はトータルトーの角度を算出します。40mmパイプをタイヤ(前後)の四隅にセットします。そして
糸を張り直します。340Rはオフセットやセットバックも無いのでこの方法でアライメントが取れます。
ホイルと糸の距離をそれぞれ測りソフトで変換させます。キャンバーは昨日測りました。
ロントとリアのホイルの径が違うので別で入力します。左右の前輪は0.00度です。
リアは左右共-0.34度です。余り細かくセッティングするとノイローゼになります。
テスト走行して来ました。中々良い感じです。ドライビングがダイレクトなロータスでは
アライメントのセッティングによって素直にハンドリングに現れます。チャリンコのハンドル
を真っ直ぐに直した感じです。空気圧を下げたせいもありますがリアの接地感が増し
自分の描いたラインに沿わす事が出来る様になりました。

私は信頼出来るプロショップから車を買ったのでアライメントは大丈夫。ノーマル
なのでアライメントは狂っていない。ホイル交換しかしていないのでアライメントは
取り直して無い。サーキット走らないから気にしない。車検通っているから大丈夫。

など大半の方が思っているでしょう。恐らく半数以上の車がメーカー推奨値まで達していない
かと。ホイルを擦る、土の凸凹道を走った、段差に乗り上げた、新車から3年以上経過している、
ホイル換えた、皆と車高が違うなど些細な事でアライメントは狂って来るのです。

私がバイクレースをしていた頃、良くキャスター角(トップリッジの突き出し量)を換えたりフロント
フォークの減衰力を変えたり(オリフェス径を溶接しドリルで開け直す)リアのスイングアームを
交換したりと走りを換えていました。340Rはそれに似ています。

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